June 08, 2008

スプートニクの恋人

 これも、読みました。

 読後ブログにつらつら書いて、寝かしておいたら、変なこと書いてるなと今気づいて、再執筆です。

 この話は、ものを作り出す人の話ととりました。
 この物語の語り部(男性)は、小説家を目指しながら断念した学校の先生、しかも生徒のお母さんと不倫している。
 そして、語られる真の主人公(女性)は、モノを書きたくて書きたくて仕方が無いのですが、最後まで書くことが出来ない。未完成の天才。まあ、完成した天才などいないのでしょうけど
 話は、主人公が恋をして、そのことで語り部と相談し、その語り部との対話(手記や手紙)を通じて描かれるのです。

 話としては長くないし、読みやすいのですが、かなりインパクトがある作品だったと思います。

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April 20, 2008

ねじ巻き鳥クロニクル

 ちょっと前の小説ですが、読み終えましたので、感想を書きます。はじめに、全体の感想を書きますが、興味深く読ませていただきました。

 村上春樹さんの著述は、今まであんまり読んでいませんでした。
 ひとつは、「ノルウェイの森」の時にでた評論家の言うことを真に受けていた(元東大総長 蓮實重彦も言っていた。)
 ふたつめは、海外文学の方を好んで読んでいた。

 まあ、紆余曲折があったのですが、読んで見ると平易な文章で、読みやすくでも書いてあることは、かなりキツイ話になってます。

 あらすじは、いろんなところにあると思うので、それを読んでください。

 簡単に言えば、主人公が、自分と家族を取り戻す話。

 舞台は、東京都世田谷。主人公はここから、あまり移動はしませんが、意識は過去と異界を行き来し、それはまた広大な精神世界で地獄めぐりをするのであります。

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February 06, 2008

「カラマーゾフの兄弟」読了

 ドフトエフスキー原作、亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」を先日読み終えました。
 長かった。
 実に長かった。
 2006年11月発行から、細々と、嫌になったら、ほかの本に逃げたりして(汗)ようやく読み終えました(^^;

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February 25, 2007

下流志向 内田樹著 講談社

 内田先生の新著である。先生のblogでは、著書の中では、かなり売れている部類らしい。

 さて、著者自体も、神戸女学院の教壇に立ち、日々学生と接している経験を踏まえて、80年代半ばのいわゆる「バブル経済」以後、これまでの「総中流社会」と思われていた国内で、如何にして階層化社会が構築されようとしているかと述べた書籍です。

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July 30, 2006

「帰還 ゲド戦記最後の書」ル=グウィン作 清水真砂子訳

 映画の「ゲド戦記」も公開されました。

 お客さんは、入っているようですが、内容はどうでしょう?

 映画にするには、派手でないので(^^;
 結構、宮崎アニメは、色彩豊かな街と、美味しそうなご飯と、グロテクスなものが入り混じったアニメなんですが、私には、このアニメの原案になった3巻と4巻からは、そんな光景が想像できない^^;
 あと、テレビの予告編もちょっと、「なんだかな~」な作りで、それでも期待はしてるんですがね。

 さて、前巻と時間的に重なった時期に、始まります。
 なんといっても、この物語の主人公は、ゴハ、彼女の何気ない日常を送っていたところ、大やけどをした女の子の治療を引き受けることになります。彼女の名はテルー。そんな時期に、かつての恩師オジオンからの使者がやってきます。

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July 15, 2006

ゲド戦記3巻「さいはての島へ」 ル=グウィン作 清水真砂子訳 岩波書店

 この夏、公開される「ゲド戦記」は、どうやら3巻と4巻の内容らしい。
 だが、試写会の案内とかを読むと、アレンジしているらしい。


 ゲド戦記は、戦記という割りには、内面的な葛藤を表現した心理ドラマです。

 この巻のハイタカ(ゲド)は、大賢人になっています。恩師オジオンもまだ健在のようです。なんだか嬉しい^^

 「どうやら、ちまたがおかしくなっている。世界の周辺から魔法が失われていく」そんな報告を受けた賢人たちは、協議の上ハイタカを調査のため派遣する。
 ハイタカは、それに応え一人の少年を共に、「はてみ丸」と共に旅に出るのであった...

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June 04, 2006

食品の裏側 阿部 司著

 西原理恵子さんの漫画に「チクロ幼稚園」というのがあります。
 西原先生は、今では、立派なお母さんになって、いろいろと活躍されていますが、私が知っている15年くらい前の作品は、すっごく毒があって、彼女の破天荒な生き様が、どうもおかしくって、愛読しておりました(^^;
 ちなみに、チクロは、人に害のある甘味料です。

 さて、みなさんは、コンビニ、ファーストフード、スーパーの特売は大好きですか?
 では、食品添加物は大好きですか?

 まあ、普通に考えて食品添加物が好きな人はいないでしょう。

 なんせ、食品に添加する化学物質だからです(^^;;;;;;

 この本は、「日本一の添加物屋になるんだ!」と意気込んだモーレツ社員(古っ!)であった著者が、悔い改めて、ちゃんとした食生活を進めるまでに至った。いわば、宗教色の無い福音書のようなものである。

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寝ながら学べる構造主義 内田 樹著

 このブログにお越しになっている方は、薄々というか、はっきりとお気づきの通り、私は、内田樹先生のブログ(内田 樹の研究室)を良く拝見します。
 初めて、このブログにたどり着いたのは、「格差社会」について、検索したときでした。なんか、そのクレバーな洞察を拝見して腑に落ちてしまったのです。以来、何か社会現象が起きると、先生のブログを拝見します。

 そんな、内田先生のフランス現代思想の解説書です。
 正直、私はあんまり哲学は得意ではありませんが、三木清(Wikipedia)さんの本は、国語の教科書に載っていた文章に大変感銘を受け、読んだことがあります。
 どっちかというと、「難しいのはわかんない」という人です(^^;

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May 20, 2006

ダビンチ・コード(ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 角川文庫)

 私は、未読ですが、宗教象徴学者 ロバート・ラングドン シリーズの2作目だそうです。
 そして、当然ながら、本日から公開された、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の「アポロ13」コンビが手がけた、同名タイトル映画の原作です。

 ロバート・ラングドンは、講演のためパリに滞在中に、殺人事件の容疑者にされる。
 彼は、被害者の孫娘と共に、自らの疑いと聖杯を巡る冒険に巻き込まれる...


 ここからは、ネタバレです。

 

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April 22, 2006

女はなぜ突然怒り出すのか?(姫野友美 著)

 「女はなぜ突然怒り出すのか?」
 なかなか興味深いタイトルですね。
 これは、いわゆる男女論に類する1冊ですが、医学博士で心療内科医でひめのともみクリニックの院長である著者が脳の構造から男女の差を分析し、かなり納得できる解釈を与えています。

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