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June 08, 2008

スプートニクの恋人

 これも、読みました。

 読後ブログにつらつら書いて、寝かしておいたら、変なこと書いてるなと今気づいて、再執筆です。

 この話は、ものを作り出す人の話ととりました。
 この物語の語り部(男性)は、小説家を目指しながら断念した学校の先生、しかも生徒のお母さんと不倫している。
 そして、語られる真の主人公(女性)は、モノを書きたくて書きたくて仕方が無いのですが、最後まで書くことが出来ない。未完成の天才。まあ、完成した天才などいないのでしょうけど
 話は、主人公が恋をして、そのことで語り部と相談し、その語り部との対話(手記や手紙)を通じて描かれるのです。

 話としては長くないし、読みやすいのですが、かなりインパクトがある作品だったと思います。

 ものを創造することは、たとえがいいかどうかは分からないけど、氷山の一角だと思います。
 水面に見える部分(アウトカムされたモノ)は、一部であって、海面下ではそれを支えるというか、見えない部分が大多数を占めている。なんだか、いっぱい余計なものがあります。けれど、その余計な部分が無いと、吐き出すことが出来ない。
 まあ、氷山だと、大きくなっても水面に浮かぶ割合は変わらないので、コップからあふれた部分ということもたとえが出来るのではないでしょうか?
 たとえば、居酒屋で、冷酒を頼むと、一合枡に入ったコップを出してくるところがあります。店の人はコップに並々に注いでくれます。けれど呑むとどうしても、こぼれるので、それを枡でカヴァーしてくれるという安全設計です。
 そのこぼれた部分が成果物という考えも出来るのではないのでしょうか?
 酒は、こぼれて惜しいけど、枡(記録)に残る。
 けれど、お酒は呑んじゃいますね。
 先の氷山は、知識が増えればどんどん大きくなるけど、こっちはなくなってします。そうか、なくなったらまた注いでもらえばいいか?だとすると永遠にからっぽだな(@_@;

 村上春樹を読むとものの考えが深まります。

 それにしても、ブログでネタを毎日書ける人は、素晴らしいです。けれど、毎日オリジナルなものを作っていくことは疲れます。
 やはり、無から創造することはできません。
 いっぱいの経験、体験、観察、たいていは、他人が既に使用したモノかもしれませんが、使い古されているかもしれません。でも、そうであればこそ、後世に伝えられるのかもしれません。
 だから、人間は同じ間違いを犯し続けるのかもしれません。
 それが、数々の古典作品が現在でも通用することになるのでしょう。

 なんか、さびしいネタになってしまいました。

 でもね、私は、最後に、主人公が生還して電話を掛けてきてよかったです。
 私には、これだけ残りました。

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