ガーゴイルの誓い
魔法の国ザンスの新刊です。18巻目になります。
1話完結のサーガというか、年代記というか、このシリーズも長く続いたものです。
長く続くと、だんだんと現代におけるテーマと絡めてくる傾向が見られるようになって来ました。
今回のテーマは、環境問題と子育てです。
以降は、ネタばれもあります。
この作者は、ネタに困ると、新キャラクターを主人公にする傾向があります。今回の主人公はガーゴイル。
RPGゲームでは、低レベルの魔法生物の様で、日本人にとっては存在感なさすぎですが、イソジンガーグルのガーグルは、語源的には同じらしいですよ。
彼は、せっせと河の水を浄化するために、んがぁと口を空けているのですが、いかんせんマンダニア(アメリカ合衆国のミシシッピ川か?)から流れ込んで来る水は汚れてきている。それを「どげんかせんとかん」と思い立って、よろず相談窓口のハンフリーの所に行くのです。
そこで、ハンフリーは、わがままっ子「サプライズ」の教育係を代償に、「フィルター」が必要と答え受け、頭脳サンゴ内の目くらましの女王「アイリス」と、ゾンビーの頭の息子のハイエイタス(いろんなものに目と鼻を生じさせることができる魔法の持ち主)と協力して探求の旅に出るのであります。
これが、簡単なあらすじです。
まあ、なんというか、ここ最近高齢者の若返りが目立ちます。ハンフリーを皮切りに、トレントも、アイリスも、若返ってしまいました。いいんでしょうか?
フェードアウト・パーティしてほうがいいんではないのでしょうか?
流石に初期からのキャラクターは、魅力があって個性もありますが、現政権(ドルフくん)を揺るがしかねません。
確かにおもしろかったですが、新しい時代は、新しい世代に任せてほしかっただす。これで、トレントとアイリスがコウノトリを呼んで来ちゃったら、どうすんの?イレーヌの妹?弟?うーん(。。;
でも、以前にビンクの子孫に魔法使い級の力を与えると魔王はいってくれましたので、(「魔王の聖域」)魔法使いクラスを授かるかどうかはわからないですねぇ。
サプライズ、彼女はこの巻でなぞが明かされます。
彼女は、元ゴーレムのグランディとラプンツェルの娘。
どんな魔法も使える魔法使いクラスの力を持ってます。
私は、元ゴーレムのグランディが好きで、彼とドオアとイレーヌ頃は、ある意味、小説のひとつの黄金期だと思ってます。彼とラプンツェルの話は、初期の主人公ビンクも登場する(グランディは、ビンクをあまり評価してませんでしたが)とあって好きでした(「ゴーレムの挑戦」)。
今回は、キツイ現実を彼女に見せ付けることになりました。子供は、無限の可能性を秘めてますが、自らの限界を分からせ、分別のある人に育てないといけません。そうでないと、キレる子になったり、ニートになったり、ひきこもりになるかもしれません。
彼女は、どのような人生を歩むのか興味がありますね。
逆に、ハイエイタス、もう40代ですか?
なんだか、引きこもりのニートのように描かれてしまった、彼の動向は、小説の中でも唯一危険性のある人物として描かれてましたが、大事にいたらなくて良かった。
ふむ、ドライアドは、以前にビンクくんも誘惑されたけど、コウノトリは呼べるのでしょうかね?そればっか(^^;
メトリアの片割れのメンティア(ミントタブレットかいな?)は、メトリアゆずりの言語笑害(?)がありましたが、「狂気地域」の影響で、まともな時間が長かったため、唯一本編で信頼できるキャラクターになってしまいました。なんだか、悪魔の彼女が一番信頼できるとは、ザンスもやっぱり一癖あるなぁ~



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