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June 24, 2006

碧血剣 金庸著 小島早依訳 徳間文庫

 「碧血剣」を読みました。
 金庸氏の武侠小説の2作目で、一般的に読みやすいと言われている作品です。
 この作品も張紀中プロデューサーが、テレビドラマを制作しており、年末にも中国本土で放送されるそうです。


张纪中版《碧血剑》(新浪網)

 男の子が、大人や女の子に出会って、だんだん強く(賢く)なって、冒険して、人の世の何たるかを悟り、新天地を目指す(または、畑を耕す)。
 という展開の小説は、青少年向けの小説に、よくあります。この本もその類のものといっても差し支えないでしょう!

 王道ゆえに、とっつきやすいのは確かです。

 また、金庸氏の後作品の要素が見受けられます。(私は、前にも描きましたとおり、書剣恩仇録は読んでいませんので(^^;指摘違いの部分もあると思います。)

 崋山派、五毒教、そして、我が儘お嬢さん^^;
 崋山派は、風清陽が始祖になってまして、笑傲江湖でいう、剣術流が本流となったのかなと
 でも、碧血剣の後日談の鹿鼎記で令狐冲の話が出てくると、なんかあったんだろうなと、推測が出来て面白い。
 五毒教は、笑傲江湖の時と印象が同じで、笑傲江湖の藍鳳凰とのイメージがかぶる可鉄手(どっちかというと、彼女の方が好き)が登場します。
 やはり、笑傲江湖は明代の話なんだろうなと推測できます。

 主人公 袁承志は、小説の中では最強に分類される人物(それは、倚天屠龍記の張無忌の様)ですが、世間慣れしておらず(やっぱし)、(多分)元祖我が儘娘の温青青(夏青青)にキリキリ舞いさせられます(これも、同じか。。;)。それにしても青青の我が儘ぶりは、堂に入っており<我が儘が堂にはいるってどうよ^^;
 青青は、主人公の唯一の弱点として終始描かれます。

 それに引き替え、阿九や焦宛児の健気さよ(T-T)
 青青の癇癪を治めるため(袁承志のために)剃髪したり、嫁いだり、袁承志を立ててくれます。阿九よなんで、そんなに聡明ながら、鹿鼎記で韋小宝の本心を見抜けないのだ?

 物語の中で、一番興味を惹かれる人物は、金蛇郎君でしょう。
 独特の武術を編み出した才能。そして、色男。しかし、最後まで人を信頼できないのに、「財宝よりも想い人との半日の逢瀬を願う」という性格は、多くの人の心を捕らえると思います。主人公がアクが無い分、一際目立ちます。彼だけでも、作品が出来そうです。

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